火の通りの早さ(熱伝導率)について

ここ最近、ユーザーの方々から「ロウリュを使うと、煙が出ないだけでなく食材にすぐに火が通る…」とのコメントを頂くことが多数ございました。

これはグリル庫内の湿度による「熱伝導率」の高さが影響しているようです。今回はその事についてご説明したいと思います。

一般的なバーベキューグリルにはないロウリュの特徴として、グリル庫内に煙を出さないための水を張った水受けが設置されています。グリル使用中の庫内温度は200℃を超え、水受けの水は加熱され蒸気となります。

乾燥した空気と湿った空気では、実は湿った空気の方が遥かに早く熱を食材に伝え、その差は1000倍とも言われています。乾燥した空気はちょうど壁の中にいれた断熱材のような働きをし、熱伝導率が低いため、食材にも熱を伝えにくいのです。
※参照「フランス式 おいしい肉の教科書

一般的に熱伝導率は気体、液体、固体の順に高くなると言われています。例えば、50℃のサウナならしばらく我慢することができると思いますが、同じ50℃のお風呂の中では10秒と我慢できないと思います。これは同じ50℃でも気体よりも液体の方が熱伝導率が高いためです。

ロウリュは設計段階から炭火の輻射熱、蓋をする事によって生まれる対流熱、ステンレスによる反射熱を利用できることは分かっていたのですが、今回新たに分かった「熱伝導率」については想定外でした。

製作者の私自身、まだ気づいていない魅力がありそうですのでユーザーの皆さまも何か気が付いたことがあれば是非ご意見頂けたら幸いです。

これからも無煙バーベキューグリル「ロウリュ」をよろしくお願いします。