グリル開発ストーリー③



無煙バーベキューグリル「ロウリュ」の2号機は初号機と比較すると現在の形状にかなり近くなりました。

2号機は外観の形状に限って言えば、現在販売中の無煙バーベキューグリル「ロウリュ」と殆ど同じと言えます。

しかしながら2号機の庫内は現在と異なり、炭を入れる網がなく、代わりに炭を入れる箱がグリル庫内に溶接で取り付けられていました。しかしながら炭箱では炭から発せられる輻射熱を生かすことが出来ず、グリル庫内の上部にしか熱が行きわたらなかった為、食材も片面ずつしか焼くことが出来ず、かつ時間がかかるという問題が発生しました。



水受けも現在の形状の様に底網に置くスタイルではなく、庫内に溶接された炭箱の上に載せるスタイルで、焼き網も脚が水受けの中に入っていなかったので、焼き網から横に流れたお肉の油で煙が発生することがしばしばありました。



そして取手や脚、グリル本体の溶接部分は全て「点付け」だったのですが、取っ手とグリル本体の溶接部分が溶接が外れるという大惨事も発生しました。





なお、空気穴ですが2号機は底面に1つ、天面に2つだったのですが、この構造だと例えば天面の右側の空気穴だけを開口し、左側を閉口すると、底面から吸い込んだ空気が左側に全く行き渡らず炭が消えてしまうという問題が発生しました。



そして2号機と現在販売中の無煙バーベキューグリル「ロウリュ」の最大の違いは本体色です。2号機は何と黒色に塗装していました。目的は外観美の向上です。

しかしながら複数種類の耐熱塗料で試験を行いましたがどうしても塗装がはがれてしまったため、最終的には塗装は諦め、代わりに表面を研磨する方向に切り替えました。



様々な問題が発生した2号機ですが、だからこそ学びが多く3号機の設計に生かされました。


グリル開発ストーリ-④に続く