グリル開発ストーリー④



無煙バーベキューグリル「ロウリュ」の3号機は2号機と比べると外観形状はさほど変わりませんが性能が大幅に向上しました。

まず初めにグリル庫内に直接溶接していた炭箱を取り外し可能な炭箱「網」に変更しました。この仕様変更により網目の隙間からも炭の熱が食材に伝わる様になり、2号機では生かせなかった炭の輻射熱を生かすことが出来るようになりました。



また、水受けもグリル底面に設置する底網の上に置く仕様に変更し、焼き網も脚が完全に水受けの中に入る仕様に変更となったため、お肉が焼けて出る油が全て水受けの中に落ちる様になり煙が出ない構造が完成しました。



そして溶接が外れるという大問題を抱えていた取手ですが溶接からネジ止め式に変更になりました。これに合わせてグリルの天面と底面の空気蓋もネジ止め式に変更になりました。



この仕様変更によりユーザーの皆様には取り付け作業という手間が生まれましたが、代わりに2号機で発生した様な溶接が外れるという問題がなくなり、かつ取手や空気蓋が破損した場合も簡単に取り替える事が出来るようになりました。

グリル本体自体の溶接もこれまでの「点付け」から溶接面積と厚みを増した「TIG溶接」に変更したことで外れる可能性を限りなくゼロにしました。



次にグリル天面の空気蓋の数ですが左右2つから中央に1つに変更しました
この変更によりグリル庫内の両端の炭に常に均等に新鮮な空気が吸入される様になり、グリル庫内の左右の温度を一定に保つことが出来るようになりました。



そして天面に温度計を設置するための穴も追加しました。
(温度計を設置しないときは付属の六角ナットで閉じることが出来ます。)



また、グリル底面の空気穴の大きさを拡大しました。これによりグリル底部から大量の空気を吸い込むことが出来るようになり、より庫内の温度をスピーディーに上昇させることが出来るようになりました。



また、3号機からステンレスの種類をSUS304に変更しました。
一般的にSUS304は耐熱性、耐食性、強度に優れているといわれています。

殆ど問題がなかった3号機ですが、炭箱網のサイズがロウリュ専用の国産オガ炭備長炭のサイズに対して若干小さく炭を2列ごとに配置できなかった事、また、脚についてはネジ止め式ではなく溶接していた為、商品出荷時にダンボールに脚の部分だけ負担がかかり、ダンボールを突き破るというリスクがあったため、それらの改善に向けて4号機の設計を行うのでありました。

グリル開発ストーリ-⑤に続く